ペーパーの種類を正しく使い分けよう
番手はペーパーの裏に数字で書いてあります
数字が小さいほど荒く、良く研げるが
傷が深いので注意
左から番手が400 320 240 180 120のペーパー
見ただけでも粗さの違いは分かります
旧塗膜のはく離 #120
段落としフェザーエッジ #180付近
板金パテの研磨 #180付近
ポリパテの研磨 #240
パテ研ぎの最後は #320で仕上げ
サフ塗装範囲の足付け #400〜600
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サフでしっかりシール出来たら
↓ここからは水研ぎ
サフェーサーの研磨 #600〜800
最後に #1000で仕上げ
塗装面の足付け作業
色をかける所は #1500でOK
(カラーベースが掛からない部分
クリヤーのみかかる部分は
#2000〜#3000)
クリヤーのぼかし際は #3000
上塗り途中での中研ぎ #2000
ポリッシュ みがき #2000〜3000
後はコンパウンド処理
手研ぎ前提で作成しています
どんな塗料で塗られるのか分かりませんので
トラブルにならないよう無難な番手を書きました
目安程度にお考え下さい
よくお見かけするのは
缶スプレーで塗装される前に足付けをされていますが
番手が荒すぎてキズだらけの場合があります
多分 #400など荒い番手をお使いのはず
色掛けても足付けで付いてしまった
キズは消えませんので注意
この場合の足付けは
#2000〜3000が無難です 0が1個多いです
(色をかける中心部分は
#1000〜1500程度でもOK)
#3000番の表面です
凹凸 ザラザラ感はないです
迷った時は数字の大きな
目の細かいものを使いましょう
トラブルにはなりません
研ぐのに時間が掛かるだけです
#3000等はなかなか傷が入りにくいです
しっかり足付けしないと
後に塗膜のはく離がおこります
上塗り前には乾かしてよく傷の入り具合を
全体隅々まで確認しましょう
しっかり足付けすればこんな感じになります
艶がある左側とは全然違います
濃い色は足付けの具合が分かりやすい
白などの薄い色は分かりづらいです
大事な部分は端っこです
マスキングの際の部分が重要
ここをしっかり足付けしましょう
剥がれる時はここから剥がれてきます
ドアノブの回り
テールランプの回り
水切りモールの下
サイドターンランプ回りなど
マスキングで隠すものの回り
※上の画像は不織布研磨剤
読み(ふしょくふ)です
#1500を使用して足付けしています
これ便利です
ライン部や入り組んだ形状には
厚みのある不織布が便利
(下の画像の上部に写っているやつです)
これにクレンザーを付けてゴシゴシ擦れば
上の画像の様な状態になるはずです
DIY修理の参考になればと思い
ちょっと書いてみました
プロが仕事でやる場合は
多少違いますのでご了承下さい
もし、もう少し効率よくやるならば
(材料代が掛かって良ければ)
ペーパーの種類はまだまだ多いのが理想
旧塗膜のはく離
#120
フェザーエッジ段落とし
#180〜240
板金パテ研磨
#120→#180
ポリパテ研磨
#240→#320
段々と細かい番手に切り替えて研ぐと
時間が掛かりません
大事なのは
#80を当てた所は#120を当てる
徐々に番手を上げる事です
#120のあとに飛ばして#320使うと
#120で付いてしまった研ぎ痕が
#320では消えません
後にトラブルがでます
番手を飛ばさない様に
80 120 180 240 320 400 600 800 と
使用していくのが理想
藤本板金TOP
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